リフォーム工事現場に置かれた見積書と図面

リフォームの進め方 住まいのこと

追加費用は、悪いリフォーム会社だから発生するの?

現役営業が考える、本当に気を付けたい追加費用とは

「追加費用が発生します。」

リフォームでこの言葉を聞けば、不安になるのは当然だと思います。

最初に聞いていた金額より高くなる。

「騙されたのではないか。」

「会社選びを間違えたのではないか。」

そう感じる方も少なくありません。

ですが、追加費用が発生したという事実だけで、その会社を判断するのは少し早いかもしれません。

追加費用には、どうしても避けられないものもあれば、事前の調査や説明によって防げたものもあります。

大切なのは、追加費用があったかどうかではありません。

なぜ発生したのか。

どのような説明があったのか。

そこを見ることで、その会社の姿勢が見えてきます。

今回は、追加費用というテーマを通して、信頼できるリフォーム会社を見分けるポイントについてお話しします。


追加費用は、リフォームでは珍しいことではありません

リフォームは、今ある住まいに手を加える工事です。

解体して初めて分かる傷みや、図面では分からない施工状況が見つかることもあります。

そのため、どれだけ丁寧に現地調査をしても、追加費用を完全になくすことは難しいのがリフォームという工事です。

だからこそ、現地調査がとても大切になります。

現地調査については前回の記事でお話ししていますので、よければこちらも読んでみてください。


では、何を基準に会社を判断すればいいのでしょうか

私は、追加費用が発生した会社を、それだけで悪い会社だとは思いません。

私が見るのは、

「どう説明したか」です。

例えば、床を解体したところ、下地の傷みが見つかったとします。

そのとき、

「床下の下地が傷んでいたので、補修工事が必要です。追加で10万円かかります。」

と金額だけを伝えられても、お客様は判断できません。

どこが傷んでいたのか。

なぜ補修が必要なのか。

補修しないと、どのような影響があるのか。

10万円という金額は、何に対する費用なのか。

こうした説明があって初めて、お客様は納得して判断できます。

私が良くないと思うのは、追加費用が発生することではありません。

お客様が判断するための情報を渡さないことです。


見積書に書かれていない工事は、基本的に含まれていません

現場では、

「これもしてくれると思っていました。」

という行き違いが起こることがあります。

ですが、見積書に書かれていない工事が当然含まれていることは、ほとんどありません。

だから私は、

「含まれていると思う」

ではなく、

「見積書に書かれているか」

を確認してほしいと思っています。

また、金額を確定できない工事でも、

「床下の状態によっては補修が必要になる可能性があります。」

「必要になった場合は、おおよそ○万円程度を想定しています。」

このような説明はできます。

追加費用を完全になくすことは難しくても、突然の出来事にしないことはできます。


私が思う「少し気を付けたいリフォーム会社」

少し踏み込んだ話になります。

私が気を付けた方がいいと思うのは、安く見せることを優先してしまう会社です。

例えば、解体後に必要になる可能性がある工事を、あえて見積もりに入れない。

契約しやすい金額だけを提示する。

そして工事が始まってから、

「解体してみたら必要でした。」

と追加工事を提案する。

もちろん、本当に解体してみなければ分からないこともあります。

ただ、現地調査の段階である程度予想できたことまで「想定外」として扱うのであれば、

私はあまり誠実なやり方とは思いません。

大切なのは、追加費用が発生したことではなく、その可能性を事前に伝えていたかどうかだと思っています。


私なら、こんな順番でご説明します

追加費用が必要になる場合、私は次のような流れでご説明します。

  • 追加工事が必要になる可能性を事前(着工まで)にお伝えする
  • おおよその費用感も共有する
  • 着工後、必要になった理由を写真などでご説明する
  • 正式なお見積もりをご提示する
  • ご納得いただいたうえで工事を進める

この順番が守られていれば、追加費用が発生しても、不安はずいぶん小さくなると思います。


現地調査は、一番上のボタンです

追加費用を完全になくすことは難しいと思います。

ですが、丁寧な現地調査によって、その可能性を減らすことはできます。

現地調査が丁寧なら、見積もりも丁寧になる。

見積もりが丁寧なら、追加費用も想定しやすくなる。

そして、お客様も安心して判断できます。

シャツは、一番上のボタンを掛け違えると、その下も少しずつずれていきます。

リフォームも、どこか似ています。

だから私は、現地調査をとても大切にしています。

追加費用が発生したかどうかだけを見るのではなく、その前にどのような調査があり、どのような説明があったのか。

そこまで見て、リフォーム会社を判断していただけたらと思います。

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