工事中の追加や変更は、珍しいことではありません
リフォーム工事が始まると、
「やっぱりコンセントを増やしたい。」
「この場所に棚を付けたい。」
そんなご相談をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、工事中の追加や変更はできます。
実際の現場でも、追加工事や内容の変更は珍しいことではありません。
ただし、いつでも自由に変更できるわけではありません。
工事の進み具合によっては、追加費用が掛かったり、対応が難しくなったりすることもあります。
今回は、追加・変更工事で後悔しないために知っておいてほしいポイントをご紹介します。
工事中の変更は、早めの相談が大切です
工事は待ってくれません。
追加や変更工事で一番大切なのは、タイミングです。
現場では、
「もう少し考えてから伝えよう。」
そう思っている間にも工事はどんどん進んでいきます。
例えば、
- 商品を発注してしまった。
- 商品が現場へ届いてしまった。
- 解体工事まで終わってしまった。
- 大工工事が終わってしまった。
- 電気配線が終わってしまった。
こうなると、変更できないわけではありません。
ただ、一度終わった作業をやり直す「手戻り」が発生します。
例えば、設備を変更したいと思っても、発注済みであればキャンセルできず、再発注になることがあります。
「やっぱりこの工事はやめたい。」
そう思っても、商品や材料が現場へ届いていれば、工事費は減っても商品代までは安くならないでしょう。
さらに、解体まで終わっている場合は、元に戻すための復旧工事が必要になることもあります。
棚板を追加したい場合も同じです。
大工工事が終わったあとでは、一度仕上げた壁を開け、下地を入れ直さなければならないことがあります。
コンセントの追加も、配線工事が終わっていれば、壁を開けて配線をやり直す必要が出てきます。
つまり、「できる・できない」ではなく、「手戻りになるかどうか」が大きな違いです。
また、キッチンなどの設備は納期が掛かるため、着工前や工事の早い段階で発注することがほとんどです。
そのため、工事が進んでから変更したいと思っても、すでに発注が終わっているケースも少なくありません。
少しでも気になることがあれば、その時点で担当者へ相談してください。
「いつまでなら変更できます。」
その期限が分かるだけでも、後悔する可能性は大きく減らせます。
追加や変更の相談は、営業担当か現場監督へ
追加や変更の相談は、営業担当、または現場監督へ伝えましょう。
職人さんへ直接お願いすることは、おすすめしません。
職人さんは現場で作業を行うプロです。
一方で、工期や費用、他の職種との工程調整まで管理しているわけではありません。
そのため、職人さんへ直接お願いしてしまうと、
追加費用の確認ができていなかったり、工程の調整が必要になったりすることがあります。
リフォームは、一つの工事だけで進んでいるわけではありません。
大工さん、電気屋さん、設備屋さん、内装屋さんなど、多くの職人さんが順番に現場へ入ります。
だからこそ、工事全体を管理している営業担当や現場監督へ相談することが大切です。
追加費用が掛かるのには理由があります
追加工事では、基本的に費用が掛かります。
工程が変われば、工期が延びることもあります。
ただ、それは「追加だから高い」という単純な話ではありません。
例えば、大工さんなら丸ノコやインパクトなど、たくさんの工具を使います。
工事が終われば、それらを片付け、材料を積み込み、次の現場へ向かいます。
そのあとで追加工事が決まれば、別の現場から、もう一度工具を積んで戻ってこなければなりません。
材料も準備し直し、再び作業を始めます。
当然、その分の手間が掛かります。
だから追加費用が発生するのです。
反対に、その職人さんがまだ現場で作業をしている間に追加工事を依頼できれば、手間は少なく済みます。
その結果、費用を抑えられることもあります。
まとめ
工事中の追加や変更は、決して悪いことではありません。
現場ではよくあることです。
ただし、工事は毎日進んでいきます。
迷っている間にも、変更しやすいタイミングは過ぎていきます。
だからこそ、
「少し気になる。」
そう思った時点で担当者へ相談してください。
追加できるのか。
いつまでなら間に合うのか。
追加費用はどれくらい掛かるのか。
相談することで分かることはたくさんあります。
そして、追加や変更が少なく済むように、
工事が始まるまでの打ち合わせで納得いくまで相談しておくことも大切です。
工事前の準備と、工事中の早めの相談。
その二つが、後悔しないリフォームにつながります。