リフォームが終わって、ようやく新しい暮らしが始まった。
それなのに歩くたびに「キシッ」と床が鳴ったり、ドアを閉めると「ギー」と音がしたり。
夜になると、どこからか「コトッ」と聞こえてきて、
「工事に問題があったのかな?」
そんな不安になる方は少なくありません。
でも実際は、リフォーム後に聞こえる音のすべてが異常というわけではありません。
建材が新しい環境に馴染む過程で発生する音もあれば、調整や点検が必要な音もあります。
この記事では、現役リフォーム営業としてよく相談を受ける「リフォーム後の音」について、見分け方と対処方法を分かりやすくご紹介します。
まず知っておきたいこと
リフォーム後は、新しい床材や建具、配管などがこれまでとは違う環境になります。
そのため、
- 木材が湿度によって伸び縮みする
- 建具が少しずつ馴染む
- 配管が温度変化で動く
といった理由で、一時的に音が出ることは珍しくありません。
一方で、
- 音が日に日に大きくなる
- 水漏れや臭いを伴う
- 強い振動がある
このような場合は、施工会社へ相談することをおすすめします。
① 床がキシキシ鳴る
リフォーム後に一番多い相談が床鳴りです。
音の種類によって原因が異なります。
キュッキュッ・キシキシという高い音
主な原因
フローリング同士が擦れて起こる「実(さね)鳴り」です。
木材は湿度によって膨張・収縮するため、新しい床ほど起こりやすい現象です。
よくある特徴
- 歩いた瞬間だけ鳴る
- 表面から音がする
- 季節によって変わる
対処方法
専用の補修剤で改善することもありますが、リフォーム後に気になる場合は、まず工事を行った施工会社へ相談しましょう。
ワンポイント
実鳴りは、新しい床材が室内の湿度や温度に馴染む過程で起こることがあります。
時間の経過とともに軽減するケースもありますが、音が大きくなる場合や気になる場合は施工会社へ相談しましょう。
ギシギシ・ミシミシという重い音
主な原因
床を支える下地がわずかに動いている状態です。
木材の乾燥や固定部分の緩み、施工後の調整不足などが原因になることがあります。
よくある特徴
- 深い場所から響く
- 体重をかけると鳴る
- 同じ場所で繰り返す
対処方法
床下の調整やビスの打ち直しなどで改善できるケースがあります。
リフォーム直後から同じ場所で「ギシギシ」「ミシミシ」と鳴り続ける場合は、まず施工会社へ相談しましょう。
② ドアや引き戸から音がする
開き戸の場合
床を擦る、閉まりにくい、金属音がする場合は、丁番の調整やネジの締め直しで改善するケースがあります。
最近の建具は調整機能付きのものが多く、比較的短時間で直せることも少なくありません。
リフォーム後に気になる場合は、まず施工会社へ相談してみましょう。
引き戸の場合
高さがずれていたり、吊レールにゴミがたまっていたりすると、床を擦る音や滑りが悪くなることがあります。
また、戸車が摩耗している場合は交換が必要になることもあります。
最近の建具は調整できるタイプが多いため、リフォーム後に気になる場合は施工会社へ相談しましょう。
③ 配管から音がする
配管の音は、聞き慣れないだけで異常ではないこともあります。
ゴボゴボ・シャー
排水が縦の配管を流れる音です。
マンションでは夜間など周囲が静かな時間帯に聞こえやすくなります。
ある程度は建物の構造上発生する音のため、異常ではないケースも少なくありません。
ただし、
- 以前より急に大きくなった
- ゴボゴボ音が長時間続く
- 排水の流れが悪い
このような症状がある場合は、通気不良や配管の詰まりが原因になっていることもあります。
その場合は施工会社や管理会社へ相談しましょう。
コトコト・カンカン
お湯を使ったあとに聞こえる場合は、配管が温度変化で伸び縮みしている音かもしれません。
これは珍しい現象ではありません。
頻繁に続く場合や音が大きくなる場合は、一度施工会社へ確認してもらうと安心です。
ドン!
水を急に止めた瞬間に鳴る場合は、ウォーターハンマー現象の可能性があります。
一時的に発生することもありますが、頻繁に起こる場合は配管や水圧の調整が必要なことがあります。
施工会社へ相談しましょう。
④ 給湯器から音がする
給湯器にも運転音があります。
そのため、小さな「ブーン」という音は珍しくありません。
ただし、
- ボー!
- ピー!
- ガタガタ
このような普段と違う音が続く場合は注意が必要です。
燃焼部品やファンの異常が原因の場合もあるため、無理に使い続けずメーカーや設置業者へ相談しましょう。
⑤ 換気扇から音がする
換気扇の音は、原因がある程度わかりやすいのが特徴です。

まずは掃除をして改善するか確認してみましょう。
改善しない場合や、使用開始から10年以上経っている場合は、本体の交換時期かもしれません。
こんな音は早めに相談しましょう
次のような症状がある場合は、「様子見」よりも施工会社へ相談することをおすすめします。
- 水漏れを伴っている
- 焦げたような臭いがする
- 強い振動がある
- 日ごとに音が大きくなっている
- リフォーム直後から同じ場所だけ大きく鳴り続ける
写真や動画を撮っておくと、状況が伝わりやすくなります。
まとめ
リフォーム後に聞こえる音は、必ずしも工事の失敗とは限りません。
新しい床や建具、配管が環境に馴染む過程で、一時的に音が出ることもあります。
一方で、音が大きくなってきたり、水漏れや異臭、強い振動を伴う場合は、早めの点検が安心です。
「これって普通なのかな?」
そんなときは、一人で悩まず、工事を担当した施工会社へ相談してみてください。
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