お風呂のリフォームで、工事費と同じくらいよく聞かれるのが、
「何日、お風呂に入れませんか?」
という質問です。
目安からいうと、ユニットバスからユニットバスへ交換する場合は3〜5日前後。在来浴室からユニットバスへ変える場合は、5〜8日前後を見ておくと予定を立てやすくなります。
ただし、同じユニットバスの交換でも、工事の内容によって日数は変わります。
窓を交換するのか。洗面脱衣室の内装も直すのか。解体したあとに、傷んだ木材や配管の補修が必要になるのか。
基本的には工事最終日の夜から入れますが、工事内容や乾燥時間によっては、翌日からになることもあります。
今日は、お風呂リフォームにかかる日数と、入浴できない間に準備しておきたいことをお話しします。
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ユニットバスからユニットバスなら、3〜5日前後が一つの目安
今の浴室がユニットバスで、同じくらいの大きさのユニットバスへ交換する場合は、3〜5日前後で工事を組むことが多くなります。
既存の浴室を解体し、給排水管や電気配線を整え、新しいユニットバスを組み立てます。そのあと、浴室ドアまわりの壁や床を直し、設備を確認して引き渡します。
配管や下地に問題がなく、位置や大きさをほとんど変えない場合は、もう少し短く納まることもあります。
一方で、浴室を広げたり、窓や給湯器も交換したりすると、その分だけ工事は増えます。洗面脱衣室の床や壁紙まで張り替える場合も、ユニットバスだけを交換するときより日数が必要です。
「ユニットバスの交換だから何日」と一律に考えず、見積もりに含まれる工事範囲まで確認します。
在来浴室からユニットバスなら、5〜8日前後を見る
床や壁をタイルで仕上げた在来浴室からユニットバスへ変える場合は、5〜8日前後が一つの目安です。
ユニットバスからの交換より日数がかかりやすいのは、浴室を解体したあとに、床の土台をつくる工程があるためです。
タイルや浴槽を撤去し、給排水管を移動する。必要に応じて土間へコンクリートを打ち、ユニットバスを載せるための平らな床をつくる。そのあとに、新しい浴室を組み立てます。
在来浴室で土間コンクリートを打つ場合は、乾燥させる時間が必要です。一般的な工程では、打設した翌日にユニットバスを組み立てることはできません。
目安として二日ほど乾かしてから、新しいユニットバスの搬入と組み立てへ進みます。
在来浴室では、解体して初めて分かる傷みもあります。
浴室まわりの木材が腐っていたり、長年の水漏れで土台が傷んでいたりすれば、補修してから次の工程へ進みます。
一週間ほどを目安にしながら、予備日を含めた予定を聞いておくと安心です。
工事の流れを知ると、必要な日数が分かりやすい
お風呂のリフォームは、古い浴室を外し、新しい浴室を置くだけではありません。
工事は、おおよそ次のように進みます。

ユニットバスは、フレームや洗い場、浴槽、壁を組み立てながら、給排水管や電気配線、換気ダクトを接続していきます。必要な場合は、追いだき配管もこの工程でつなぎます。
先にユニットバスをすべて組み立て、そのあとで配管をまとめて接続するわけではありません。
在来浴室から変更する場合は、ユニットバスを組み立てる前に、土間コンクリートの打設と乾燥期間が加わります。
どの工程を一日にまとめられるかは、職人の手配や現場の状態によって変わります。
マンションでは、資材を運べる時間や工事時間に決まりがあることもあります。戸建てでも、浴室までの通路が狭ければ、搬入や解体に時間がかかるかもしれません。
工事日数を見るときは、最初の日と最後の日だけでなく、どのような工程が含まれているかも確認しておきます。
工期と、入浴できない夜の数は同じとは限らない
一般的には、工事初日の朝から浴室が使えなくなり、工程が予定どおり進めば、最終日の夜から新しいお風呂に入れます。
たとえば、月曜日に着工し、木曜日に完成する4日間の工事を考えてみます。
日曜日の夜までは今のお風呂を使い、木曜日の夜から新しいお風呂に入れるなら、入浴できないのは月曜日、火曜日、水曜日の3夜です。
このように、工期が4日でも、お風呂に入れない夜が4回あるとは限りません。
ただし、工事が夕方までかかった場合や、コーキング材などの乾燥時間が必要な場合は、翌日から使うよう案内されることもあります。
基本的には工事最終日の夜から入れると考え、念のため担当者へ確認しておきましょう。
入浴できない夜の数が分かれば、銭湯へ行く回数や家族の予定も決めやすくなります。
解体してから、工期が延びることもある
お風呂は、壁や床の内側を打ち合わせの時点ですべて確認できません。
解体すると、土台や柱の傷み、配管からの水漏れ、シロアリの被害などが見つかることがあります。
傷んだ部分をそのまま隠して工事を進めるわけにはいかないため、補修の内容によっては工期が延びます。
新しいユニットバスの脚や配管が、今の基礎や梁へ当たることもあります。図面では納まっていても、現場で位置を調整しなければならない場合があります。
すべての現場で追加工事が起こるわけではありません。
ただ、古い在来浴室や、水漏れが気になっていた浴室では、予定どおりに進まない可能性も見込んでおきます。
工事最終日の夜や翌日に、来客や外せない予定を入れず、一日ほど余裕を残しておくと慌てずに済みます。
洗面脱衣室も直すなら、その分の日数が増える
ユニットバスを交換するときは、浴室ドアのまわりにある壁や床も工事します。
その範囲だけを補修するのか。洗面脱衣室の壁紙と床をすべて張り替えるのか。洗面化粧台も交換するのかで、必要な日数は変わります。
洗面脱衣室の床を張り替える場合は、洗濯機を移動することがあります。工事中に洗濯機を使えない日があるかもしれません。
洗面化粧台を交換するなら、水を止める時間や、収納している物を移す場所も確認します。
お風呂に入れない期間だけを考えていると、洗濯や朝の身支度で困ることがあります。
浴室と洗面脱衣室を一緒に工事するときは、
- お風呂は何日の夜から使えるか
- 洗濯機を使えない日はあるか
- 洗面化粧台を使えない時間はあるか
- 家全体の水を止める時間はいつか
まで聞いておくと、暮らしの予定を立てやすくなります。
工事前に、入浴する場所を決めておく
数日だから何とかなると思っていても、毎日仕事や学校があるなかで、家族全員が別の場所へお風呂に入りに行くのは意外と大変です。
私自身、給湯器が故障し、二日ほど銭湯へ通ったことがあります。二日だけでも、家族分の着替えやタオルを持って移動するのは、思っていた以上に大変でした。
近くの銭湯や日帰り入浴施設を使うのか。家族や親族の家で借りるのか。スポーツジムなど、普段利用している施設を使えるのか。
営業時間や定休日、移動時間、家族分の料金まで確認しておきます。
高齢の家族や小さな子どもがいる場合は、慣れない浴室まで移動する負担もあります。寒い時期は、入浴後に外を歩くことも考えなければなりません。
工事が始まってから毎日行き先を決めるより、第一候補と、休みだったときの第二候補まで決めておくと安心です。
タオル、着替え、洗面用品を小さなバッグへまとめておくと、そのたびに家のなかを探さずに済みます。
工程表では、日数より「使えない時間」を見る
工事前に工程表を受け取ったら、日付だけでなく、暮らしに関わるところへ印をつけてみます。
お風呂に入れないのは、いつからいつまでか。
新しい浴室に初めて入れるのは、何日の夜か。
洗濯機や洗面化粧台を使えない日はあるか。
水道を止める時間は、何時ごろか。
予定より工事が延びた場合、最初に入浴できる日はどう変わるのか。
「工期は一週間です」と聞くだけでは、普段の生活をどのように変えればよいかまでは分かりません。
設備ごとに、使えない日と時間を聞いておく。
少し細かく感じるかもしれませんが、ここが分かっているだけで、工事中の過ごし方はずいぶん変わります。
数日間の不便まで含めて、工事の予定を立てる
ユニットバスからユニットバスへの交換は、3〜5日前後。
在来浴室からユニットバスへ変える場合は、5〜8日前後。
まずは、このくらいを一つの目安として考えます。
ただし、浴室の広さや建物の状態、窓や洗面脱衣室の工事によって、必要な日数は変わります。
大切なのは、最短で何日かだけを比べることではありません。
何日の夜から入浴できるのか。洗濯機や洗面化粧台を使えない日はあるのか。予定が延びたとき、どのように過ごすのか。
工事中の暮らしまで含めて準備しておくと、数日間の不便を落ち着いて乗り切れます。
次の記事
お風呂の計画がまとまってきたら、次は洗面脱衣室を考えます。
洗面化粧台を交換したいのか。収納を増やしたいのか。洗濯や室内干しまで使いやすくしたいのか。
同じ洗面所のリフォームでも、困っていることによって選ぶ設備や工事範囲は変わります。
次は、061|洗面所リフォームの相談で、私が最初に聞くことへ進みます。