ペンダントライトとトイレ

トイレ 住まいのこと

トイレの照明はどうする?|明るさ・人感センサー・換気扇の連動

トイレの照明は、そこまで複雑に考えなくても大丈夫です。

一般的な広さのトイレなら、基本は1灯で足ります。

ダウンライトでも、ブラケットライトでも、ペンダントライトでも構いません。

ただ、デザイン性のある照明や間接照明を使う場合は、雰囲気を優先するぶん明るさが足りなくなることがあります。

「見た目はいいけど、少し暗かった」とならないように、照明の種類と位置、必要な明るさを一緒に考えておきたいところです。

今日は、トイレの照明を決めるときに私が見ているポイントと、換気扇のスイッチについてお話しします。


基本は、1灯あれば足りる

一般的な住宅のトイレなら、照明は基本1灯で足ります。

ダウンライトでも、天井付けの照明でも、ブラケットやペンダントを主照明にしても構いません。

明るさは、私は電球色の60形相当を最低ラインにしています。

それより暗くするなら、照明器具の光の広がり方や壁紙の色、ほかに補助照明があるかを見ながら決めます。

とくに濃い色の壁紙を使うトイレでは、同じ照明でも少し暗く感じやすくなります。


ペンダント・ブラケットを使うなら、位置も考える

ペンダントライトやブラケットライトは、トイレの雰囲気をつくりやすい照明です。

ただし、デザインを重視した商品は、空間全体をしっかり照らすことより、光の見え方や器具そのもののデザインを優先していることもあります。

そのため、デザイン照明を主役にするなら、補助でダウンライトを1灯入れておくと安心です。

補助灯なので、主照明と同じ明るさは必要ありません。私は40形相当くらいを目安にして、足りない明るさだけを補うイメージで考えます。

ペンダントライトを使うなら、便器の真正面より、右奥か左奥へ少し寄せるほうがおすすめです。真正面に1灯吊るすよりも空間に動きが出て、照明そのものも見せやすくなります。

ただし、商品によってシェードの大きさや吊り下げる長さが違うため、位置は使いたい照明器具を決めてから調整しましょう。

ブラケットライトは、便器の背面壁へ付けてもいいですし、左右の壁へ付ける方法もあります。

左右の壁へ付けるなら、私は壁の真ん中より少し奥側がおすすめです。

手前に付けすぎると、立ったときに照明器具が頭の近くへ来て、圧迫感が出やすくなります。

ペンダントもブラケットも、便器上の吊戸棚やオープン棚とは干渉しやすいので、収納計画と一緒に位置を決めておきましょう。

トイレ収納については、トイレ収納はどれくらい必要?|トイレットペーパー・掃除用品の考え方で詳しくお話ししています。


間接照明は、3つの入れ方がある

トイレは小さな空間なので、間接照明も取り入れやすい場所です。

使いやすいのは、大きく分けて3つです。

天井を照らす

間接照明でトイレの天井を照らす。

便器の背面にふかし壁などをつくり、その上に照明を仕込んで天井へ光を当てます。

光源が直接見えにくく、天井から柔らかい光が返ってきます。

壁を照らす

間接照明でトイレの壁を照らす。

天井際や造作部分に照明を隠し、壁へ光を落とします。

アクセントクロスやエコカラットなど、壁の素材を見せたいときにも使いやすい方法です。

棚やカウンターの下を照らす

間接照明でトイレのカウンター下を照らす。

手洗いカウンターやオープン棚、便器背面の造作棚などの下へライン照明を仕込みます。

壁や床へ光が落ちるので、比較的取り入れやすく、ちょっとしたアクセントにもなります。

間接照明は、壁や天井へ光を反射させるため、直接照明より明るさを取りにくくなります。

そのため、間接照明をメインにするなら、私は補助でダウンライトを入れておきます。

普段は間接照明だけで使い、少し暗いと感じるときだけダウンライトも点ける。そんな使い方でもいいと思います。


人感センサーは、トイレと相性がいい

照明の消し忘れが気になるなら、人感センサーも使いやすいです。

トイレへ入れば自動で点灯し、出れば自動で消灯するので、毎回スイッチを操作する必要がありません。

ただし、トイレではしばらく座ったまま動かないことがあります。

商品やセンサーの位置によっては、使用中なのに照明が消えてしまうこともあります。

人感センサーを使うなら、検知範囲と消灯までの時間は確認しておきましょう。


換気扇のスイッチは、24時間換気かどうかで決める

トイレの換気扇が24時間換気として使われているなら、照明とはスイッチを分けます。

照明を消すたびに換気扇まで止まってしまうと、24時間換気になりません。

普段は換気扇を動かしたままにして、掃除やメンテナンスのときに止められれば十分です。

一方で、24時間換気ではない通常の換気扇なら、照明と連動させる方法もあります。

トイレへ入って照明を点けると、換気扇も一緒に動く。

出るときにスイッチを切ると、照明はすぐ消えて、換気扇だけ少しの間動き続ける。

こうした遅れ停止ができるスイッチがあります。

換気扇を切り忘れる心配がなく、使用後もしばらく換気できるので、通常の換気扇なら使いやすいと思います。

出典:パナソニック「換気扇遅れ停止スイッチ(窓のないトイレ用)」


トイレの照明は、まず1灯から考える

一般的なトイレなら、まずは60形相当程度の照明1灯から考えれば十分です。

そこからペンダントやブラケット、間接照明を使いたいなら、必要に応じてダウンライトで明るさを補う。

照明器具の位置は、便器だけでなく吊戸棚やオープン棚との関係まで見て決めます。

換気扇は、24時間換気なら照明とは別。通常の換気扇なら、照明との連動や遅れ停止も便利です。

トイレは小さな空間なので、照明を増やせばいいわけではありません。必要な明るさを確保して、あとは好きな照明を楽しむくらいがちょうどいいと思います。


次の記事

照明まで決まったら、次は紙巻器やリモコン、コンセントの位置を決めていきます。

次は、トイレットペーパーホルダー・リモコン・コンセントはどこに付ける?|位置と高さの考え方について整理します。


次はこちらもどうぞ

-トイレ, 住まいのこと